ドッグランはまだ早いかも?『吠える』を克服する3ステップ社会化トレーニング

UZUZ Magazine #715

ドッグランはまだ早いかも?『吠える』を克服する3ステップ社会化トレーニング

「愛犬の社会化のためにドッグランへ!」と思っても、吠えてしまってうまくいかない…。そんな時は、一度立ち止まってみませんか?
ドッグランは社会化のゴールではありません。むしろ、刺激が強すぎて苦手意識を植え付けてしまうことも。
この記事では、無理なく社会性を育むための、ドッグランに行かない社会化トレーニングを3つのステップでご紹介します。

窓から遠くのぼやけた景色を眺めている犬のシルエット。安全な場所からの観察を表現している。

Point 01

ステップ1:遠くから『見るだけ』練習

まずは、愛犬が絶対に吠えない『安全な距離』を見つけることから始めます。
公園のベンチなど、他の犬が通る場所から十分離れたところに座り、犬が通り過ぎるのをただ一緒に眺めましょう。
もし吠えずに落ち着いていられたら、「静かにできたね、えらいね」と優しく褒めて、とびきり美味しいおやつをあげてください。これを繰り返すことで、『他の犬=良いことが起こる』というポジティブな印象を育てます。

遠くへと緩やかにカーブする小道。片側には一匹分の足跡だけがついており、自分のペースで進む様子を表す。

Point 02

ステップ2:挨拶しない『すれ違い散歩』

他の犬との挨拶は、犬にとって大きなプレッシャーになることがあります。次のステップは、あえて『挨拶をしない』散歩です。
散歩中に前方から他の犬が来たら、道の端に寄り、愛犬の気を引くようにおやつを見せながら通り過ぎます。
「他の犬がいても、飼い主さんに集中していれば大丈夫」という安心感を教えることが目的です。うまくできたら、たくさん褒めてあげましょう。

柔らかいブランケットの上で、一つのテニスボールが別の色のボールにそっと触れている写真。一対一の穏やかな交流を象徴している。

Point 03

ステップ3:気の合う友達と『一対一』で会う

いきなり大勢の中に入るのではなく、まずは相性の良さそうな、落ち着いた犬と一対一で会う機会を作ってみましょう。
最初はリードをつけたまま、お互いの匂いを嗅がせる程度から始めます。
ポジティブな交流ができそうなら、短い時間だけ一緒に過ごしてみましょう。この小さな成功体験が、愛犬の社会性における大きな一歩となります。

💡 この記事のまとめ

社会化とは、他の犬と無理に仲良くさせることではありません。他の犬の存在を冷静に受け入れ、落ち着いて行動できるようになることです。
ドッグランという選択肢にこだわらず、愛犬のペースに合わせたスモールステップで、着実に自信を育んであげましょう。
その道のりは、愛犬との絆をより強く、深いものにしてくれるはずです。

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