UZUZ Magazine #1264
ブラシ嫌いを克服!ドッグランでできるポジティブ・ブラッシング練習法
「ドッグランで愛犬のケアをしたいけど、うちの子はブラシが苦手で…」そんなお悩みはありませんか?
ブラシを見ただけで逃げてしまったり、唸ってしまったり。無理やり行うのは逆効果です。
でも、ご安心ください。ドッグランという「楽しい場所」の力を借りて、ブラシ嫌いを克服するポジティブなトレーニング方法があるんです。
Point 01
ステップ1:「ブラシ=楽しいもの」の魔法をかける
まずは、愛犬の中で「ブラシ」のイメージをポジティブなものに変えることから始めましょう。
ドッグランで少し遊んだ後、休憩中に試してみてください。
手順1:ブラシを愛犬に見せます。もし嫌がるそぶりを見せなければ、すぐにご褒美のおやつをあげて、たくさん褒めてあげましょう。
手順2:次に、ブラシで愛犬の体に触れずに、ブラシの近くからおやつをあげます。これを繰り返すことで、「ブラシが現れると、良いことが起こる!」と学習していきます。
Point 02
ステップ2:背中から「一瞬タッチ」で自信をつける
ブラシの存在に慣れてきたら、次のステップに進みます。ここでも焦りは禁物です。
手順1:まずはおやつで気を引きながら、ブラシの背(毛のない方)で、愛犬の背中をそっと一撫でします。
手順2:できたら、すかさず褒めておやつをあげます。
手順3:慣れてきたら、ブラシの毛先で、同じように「サッ」と一瞬だけ撫でてみましょう。「一撫で→おやつ」を繰り返すことで、ブラッシングが怖くないこと、むしろご褒美がもらえる嬉しいことだと教えていきます。
Point 03
ステップ3:楽しい雰囲気の中で、少しずつ時間を延ばす
ドッグランで楽しく遊んだ後の、心地よい疲労感と満足感に満たされている時は、トレーニングの絶好のチャンスです。
周りの犬が気にならない、静かな場所を選びましょう。
手順1:愛犬がリラックスしているのを確認し、優しく撫でてあげます。
手順2:ステップ2で練習した「一撫で」から始め、少しずつ「二撫で」「三撫で」と回数を増やしていきます。愛犬が少しでも嫌がる素振りを見せたら、すぐにやめて、その日はそこで終わりにしましょう。「楽しい」という気持ちで終わらせることが何よりも大切です。
💡 この記事のまとめ
ブラシ嫌いの克服は、根気と愛情が不可欠です。叱ったり、無理やり押さえつけたりするのは絶対にやめましょう。
ドッグランの楽しい雰囲気を味方につけて、愛犬のペースに合わせて少しずつステップアップしていけば、必ずブラッシングは「飼い主さんとの特別なコミュニケーションタイム」に変わるはずです。焦らず、楽しみながら挑戦してみてくださいね。
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