UZUZ Magazine #1417
ドッグラン後、興奮がやまない?「トリプトファン」で質の高いおやすみ時間を
全力で遊んだ後、疲れているはずなのに愛犬がなかなか寝付けない…。そんな夜を過ごしたことはありませんか?
ドッグラン後の高ぶった気持ちをクールダウンさせることは、心と体の健康にとって非常に大切です。今回は、休息の質をサポートする「トリプトファン」の役割に迫ります。
Point 01
遊びの後の「興奮スイッチ」がオフにならない理由
ドッグランでの刺激的な経験は、愛犬の交感神経を活発にします。これは体を「活動モード」にするスイッチのようなもの。
通常は休息とともに副交感神経が優位な「リラックスモード」に切り替わりますが、興奮が強いとこのスイッチがなかなかオフにならないことがあるのです。
その結果、体は疲れているのに心が落ち着かず、夜になってもソワソワしてしまうことがあります。
Point 02
「トリプトファン」から始まるリラックスの連鎖
実は、心の安定をサポートするセロトニンは、夜になると「メラトニン」という物質に変化します。
メラトニンは「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、体内時計を整え、自然で質の高い休息をサポートする役割があることで知られています。
つまり、トリプトファンを適切に摂取することは、日中の穏やかさだけでなく、夜の健やかな休息にもつながる可能性があるのです。
Point 03
ドッグラン後の新しいご褒美習慣
ドッグランから帰宅した後、クールダウンの一環として、トリプトファンを含むフードやサプリメントをご褒美として与えるのはいかがでしょうか。
「たくさん遊んだ後は、これでリラックスしようね」という飼い主さんからのメッセージにもなります。
心と体をしっかり休ませることで、次の日も元気に活動するためのエネルギーを蓄えることができます。
💡 この記事のまとめ
ドッグランでの楽しい思い出を、穏やかな休息で締めくくることは、愛犬の健やかな毎日につながります。栄養からのアプローチも一つの方法として、ぜひ参考にしてみてください。
本記事で紹介した内容は、愛犬の健康維持を目的としたものであり、医薬品ではありません。症状の改善や治療については、必ずお近くの獣医師にご相談ください。
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