UZUZ Magazine #823
ドッグラン後の夜鳴き・夜更かし対策。バレリアンとカモミールで質の高い休息を
「昼間、ドッグランであんなに走り回ったのに、なぜか夜になると落ち着かなくて…」。そんな経験はありませんか?体はクタクタなはずなのに、夜鳴きをしたり、部屋をウロウロしたり。それは、遊びの興奮が抜けきらず、心と体が「おやすみモード」に切り替われていないサインかもしれません。
愛犬の健やかな毎日のために、ドッグラン後の「質の高い休息」について考えてみましょう。
Point 01
遊び疲れと「神経の興奮」は別物です
人間がエキサイティングな映画を観た後、なかなか寝付けなくなるのと似ています。ドッグランでの楽しい刺激は、自律神経のうち「活動モード」の交感神経を活発にします。
このスイッチが夜になってもオフにならないと、体は疲れているのに脳は覚醒したまま、というアンバランスな状態に陥ってしまうのです。
質の高い休息のためには、この交感神経から「リラックスモード」の副交感神経へと、スムーズにバトンタッチさせてあげることが重要になります。
Point 02
バレリアンで「おやすみモード」への移行をサポート
バレリアンは、古くから穏やかな休息をサポートするハーブとして利用されてきました。その働きは、高ぶった神経系に優しく作用し、バランスを整える手助けをすると言われています。
ドッグラン後のクールダウンタイムにバレリアンを取り入れることで、活動モードからおやすみモードへの切り替えを穏やかに促し、深いリラックス状態へと導くサポートが期待できます。
これは、神経質な子や環境の変化に敏感な子のナイトケアとしても役立つかもしれません。
Point 03
カモミールで心と体を優しくほぐす
一日の終わりには、遊びの興奮だけでなく、筋肉の疲れも残っています。カモミールは、心の緊張を和らげるだけでなく、体のこわばりをほぐす手助けもしてくれると言われています。
バレリアンと組み合わせることで、心と体の両面からリラックスを促し、より質の高い休息環境を整えることが期待できます。
優しいハーブの力で、愛犬に安らかな夜をプレゼントしてあげましょう。
💡 この記事のまとめ
ドッグランでの楽しい一日の締めくくりは、穏やかで質の高い休息です。愛犬が心身ともにリフレッシュし、また次の日を元気に迎えられるよう、ハーブの力を借りてナイトケアを見直してみるのも良いでしょう。愛犬の健やかな眠りを心から願っています。症状の改善や治療については、必ずお近くの獣医師にご相談ください。
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