【プロが解説】失敗しないドッグラン消臭スプレー選び・成分チェック5つのポイント|ドッグランウズウズ

店頭やオンラインショップにずらりと並ぶドッグラン用消臭スプレー。パッケージのデザインや価格だけで、なんとなく選んでしまっていませんか？愛犬と自分のために、より良い製品を選ぶには、成分表示を読み解く「目」を養うことが大切です。
このガイドでは、あなたが賢い消費者になるための「5つのチェックポイント」をプロの視点から伝授します。これを読めば、無数の選択肢の中から、あなたと愛犬のライフスタイルに本当にマッチする一本を、自信を持って選べるようになります。

Point 01

ポイント1：主成分は何か？（目的を明確にする）

まず最初に確認すべきは、成分表示の一番最初に記載されている「主成分」です。これが、そのスプレーの消臭メカニズムの根幹をなします。
例えば、「植物抽出物」が主成分なら香りでマスキングするタイプ、「次亜塩素酸水」なら除菌タイプ、「クエン酸」なら中和タイプ、というように分類できます。「どんなニオイを、どうしたいのか」という目的を明確にし、それに合った主成分のスプレーを選ぶことが、失敗しないための第一歩です。

淡い青と白の半透明な布が柔らかな波のように重なっている、優しさを表現した抽象的な画像。

Point 02

ポイント2：アルコールの有無（刺激性をチェック）

アルコール（エタノール）は、速乾性や除菌効果を高めるために配合されることがありますが、犬のデリケートな皮膚にとっては乾燥や刺激の原因になることがあります。
特に、直接体にスプレーする可能性がある使い方を想定しているなら、「アルコールフリー」や「低刺激性」と明記された製品を選ぶと安心です。愛犬がスプレーを嫌がる場合、アルコールのツンとした匂いが原因の可能性も考えられます。

ジャックラッセルテリアの濡れた鼻を極端なクローズアップで撮影。犬の優れた嗅覚を強調している。

Point 03

ポイント3：香りは天然か合成か（犬への配慮）

良い香りがする製品は魅力的ですが、その香りが「天然香料（精油など）」なのか「合成香料」なのかを確認しましょう。人間には心地よい香りでも、犬にとっては強すぎるストレスになることがあります。
最も安全な選択は「無香料」ですが、香りを楽しみたい場合は、犬に安全とされる精油（ラベンダーなど）を微量に使用した製品を選びましょう。強いフローラル系やシトラス系の合成香料が使われているものは、避けるのが賢明です。