UZUZ Magazine #734
実は飼い主がカギ!保護犬とのドッグランでトラブルを避けるための観察眼とマナー
「うちの子が、他の犬に迷惑をかけないだろうか」「もしトラブルになったらどうしよう」ドッグランでの心配事は、犬のことだけでなく、他の飼い主さんとの関係にも及びますよね。
愛犬を守り、誰もが気持ちよく過ごすためには、実は飼い主さんの「観察眼」と「マナー」が非常に重要です。この記事では、保護犬と安心してドッグランを楽しむために、飼い主さんが知っておくべき3つのポイントを解説します。
Point 01
ポイント1:「挨拶」は犬任せにしない。上手なコミュニケーションのサインとは?
犬同士の挨拶は、お互いのお尻の匂いを嗅ぎ合うのが基本です。正面から見つめ合ったり、相手の頭の上から鼻を近づけるのは、威圧的に感じさせてしまうことがあります。
挨拶が上手な犬は、体を少しカーブさせ、相手の横から近づきます。尻尾がリラックスして揺れていれば、友好的なサインです。
逆に、体がこわばっていたり、尻尾が下がって足の間に隠れていたりしたら、ストレスを感じている証拠。そっと引き離してあげましょう。
Point 02
ポイント2:スマホはポケットに。愛犬から目を離さないのが最大のマナー
ドッグランでは、つい他の飼い主さんとのおしゃべりに夢中になったり、スマホを見てしまったりしがちです。しかし、ほんの少し目を離した隙に、トラブルは起こり得ます。
愛犬の行動はもちろん、周りの犬たちの様子も常に観察しましょう。自分の愛犬がしつこくされていないか、逆に他の犬を怖がらせていないか。
常に全体を見渡し、危険を予測することが、最も重要で基本的なマナーです。
Point 03
ポイント3:「ごめんなさい」の前に。トラブルを未然に防ぐ介入のタイミング
犬同士の雰囲気が少しでも怪しくなったら、大きな声で叱るのではなく、名前を呼んだり、手を叩いて音を出したりして、意識をそらしましょう。
「おいで!」と呼び戻し、その場を離れるのが最も平和的な解決策です。相手の飼い主さんに「うちの子、ちょっと興奮しすぎちゃったみたいで」と笑顔で伝えれば、角も立ちません。
謝罪が必要な事態になる前に、スマートに介入するのが上級者の振る舞いです。
💡 この記事のまとめ
保護犬との暮らしは、私たちが犬から学ぶこともたくさんあります。ドッグランは、愛犬の社会性を育むだけでなく、飼い主である私たち自身の観察眼やコミュニケーション能力を磨く絶好の場所です。常に周囲への配慮を忘れず、愛犬にとって一番の味方でいてあげてください。そうすれば、ドッグランはきっと最高の思い出の場所になるはずです。
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