UZUZ Magazine #808
シニア犬と楽しむドッグラン。年齢に合わせた「お出かけ前後のケア」とコエンザイムQ10
「若い頃のように走れなくなったけど、外の匂いを嗅いだり、他のわんちゃんと挨拶したり、ドッグランは愛犬の楽しみの一つ。」そう感じているシニア犬の飼い主さんは多いのではないでしょうか。
年齢を重ねた愛犬とドッグランを楽しむためには、体に負担をかけない工夫と、年齢に合わせた栄養サポートが鍵になります。
この記事では、シニア犬のためのドッグラン前後のケアについて考えます。
Point 01
シニア犬の体で起きていること。優しく寄り添うために
シニア期に入ると、筋力や心肺機能が少しずつ低下していきます。また、関節に負担がかかりやすくなる子も増えてきます。
さらに、体内でエネルギーを作り出す力や、体をサビつきから守る抗酸化力も、若い頃に比べて落ちてくる傾向があります。
ドッグランでは、はしゃぎすぎて体に負担をかけないよう、飼い主さんがペースを管理してあげることが大切です。
Point 02
シニア期の元気を支える「コエンザイムQ10」への期待
コエンザイムQ10は、体のエネルギー産生に不可欠な成分で、特に多くのエネルギーを必要とする心臓の筋肉に多く含まれています。
しかし、コエンザイムQ10は加齢とともに体内で作られる量が減少してしまいます。
そのため、食事やサプリメントで補うことで、シニア犬の活力維持や心臓の健康維持をサポートすることが期待されています。これは治療ではなく、あくまで健康維持の一環です。
Point 03
無理なく楽しむためのヒント。ドッグラン前後の栄養補給
シニア犬とドッグランへ行く際は、短時間の利用を心がけ、こまめに休憩と水分補給をさせましょう。
お出かけ前や、帰宅後の食事の際に、コエンザイムQ10のような健康をサポートする成分をプラスしてあげるのも良いでしょう。
愛犬の体調を最優先に、その日のコンディションに合わせて楽しむことが何よりも重要です。
💡 この記事のまとめ
シニア期は、愛犬との絆がさらに深まる大切な時間です。年齢に合わせたケアを取り入れながら、一日でも長く、楽しいお出かけの思い出を作ってあげたいですね。
症状の改善や治療については、必ずお近くの獣医師にご相談ください。
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