UZUZ Magazine #1108
うちの子、おやつに夢中すぎ?ドッグランで社会性を育むヒント
「ドッグランに来たのに、他の犬と遊ばずに、私のおやつのことばかり気にしている…」そんなお悩みはありませんか?愛犬がおやつに集中してくれるのは良いことですが、せっかくなら他の犬との交流も楽しんでほしいですよね。
この記事では、おやつへの執着をポジティブな力に変え、愛犬の社会性を育むための具体的なアプローチをご紹介します。おやつを「きっかけ」にして、新しい世界の扉を開いてあげましょう。
Point 01
おやつへの執着は「集中力」の証
まず知っていただきたいのは、おやつに夢中になるのは悪いことではないということです。それは、愛犬に高い集中力があり、飼い主さんとの関係を大切に思っている証拠でもあります。
この素晴らしい集中力を、他の犬や環境への興味に少しずつ広げていく、という視点でトレーニングを始めましょう。叱る必要は全くありません。
Point 02
ステップ1:おやつを「挨拶のご褒美」にする
ドッグランに入ったら、まずはおやつを隠し、リードをつけたまま他の犬と挨拶させてみましょう。落ち着いて匂いを嗅いだり、友好的な態度を示せたりしたら、すかさず褒めておやつをあげます。
これを繰り返すことで、「他の犬と上手に挨拶する=飼い主さんからご褒美がもらえる」というポジティブな関連付けが生まれます。おやつが目的で、他の犬に興味を持つきっかけになるのです。
Point 03
ステップ2:飼い主が「一番楽しい遊び相手」になる
おやつへの意識をそらすには、おやつよりも楽しい時間を作ることが効果的です。お気に入りのおもちゃを使ったり、飼い主さんが一緒に走って追いかけっこをしたりして、「飼い主さんと遊ぶ時間は最高に楽しい!」と教えてあげましょう。
遊びが盛り上がってきたら、おやつのことは忘れているはずです。遊びの合間にクールダウンとしておやつを使うのは良いですが、遊びの主役はあくまであなた自身です。
💡 この記事のまとめ
愛犬がおやつに夢中になるのは、あなたとの絆が深い証拠です。その絆を土台にして、少しずつ他の犬との関わりへと世界を広げてあげましょう。焦らず、愛犬のペースで「楽しい」を増やしていくことが、豊かな社会性を育む鍵となります。
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