UZUZ Magazine #705
呼んでも来ない!離れられない!ドッグランでの「呼び戻し」と「自立心」を育むコツ
ドッグランで自由に遊んでほしいのに、なぜか足元から片時も離れない…。逆に、遊びに夢中になりすぎて、いくら呼んでも全く戻ってこない…。
どちらのケースも、飼い主さんにとっては悩みの種ですよね。
これは愛犬との信頼関係を見つめ直す良い機会かもしれません。楽しみながら「呼び戻し」と「自立心」を育むためのコツをお伝えします。
Point 01
ケース1:飼い主さんから離れられない愛犬へ。あなたが「安全基地」になる
愛犬が足元から離れないのは、不安を感じているサインです。ここで無理に引き離そうとすると、不安を煽るだけになってしまいます。
大切なのは、飼い主さんが「安全な基地」であること。飼い主さん自身がリラックスして、ドッグランの雰囲気を楽しんでみてください。
あなたが安心していれば、その気持ちは愛犬にも伝わります。「ここに戻ってくれば安心」だと思えれば、少しずつ自分の足で探検に出かける勇気が湧いてくるはずです。
Point 02
ケース2:呼んでも戻ってこない愛犬へ。最高の報酬で「呼び戻し」を成功させる
遊びに夢中な愛犬にとって、他の犬や匂いはとても魅力的です。その魅力を上回る「ご褒美」がなければ、飼い主さんの元へ戻る理由がありません。
ドッグランでの呼び戻し練習には、普段のフードやおやつではなく、茹でたササミやチーズなど、愛犬が大好きでたまらない「特別なご褒美」を用意しましょう。
戻って来れたら、この上なく褒めちぎってご褒美をあげます。「戻る=最高に良いことがある」という経験を積み重ねることが重要です。
Point 03
応用編:「かくれんぼゲーム」で飼い主さんへの意識を高める
愛犬が遊びに夢中になっている隙に、木の陰や遊具の後ろにさっと隠れてみましょう。しばらくして飼い主さんがいないことに気づいた愛犬は、あなたを探し始めます。
愛犬があなたを見つけたら、「見つかっちゃった!」と明るい声で迎えて、たくさん褒めてあげましょう。
このゲームを通じて、愛犬は常に飼い主さんの存在を意識するようになり、自然と呼び戻しにも応じやすくなります。
💡 この記事のまとめ
「離れられない」も「呼んでも来ない」も、飼い主さんとの関係性の表れです。ドッグランは、愛犬の社会性を育むだけでなく、飼い主さんとの絆を試され、そして深める絶好の機会です。
焦らず、楽しみながらトレーニングを続けて、最高のパートナーシップを築いていきましょう。
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