UZUZ Magazine #733
「楽しすぎる!」が止まらない?興奮しやすい保護犬と楽しむドッグランでのクールダウン術
ドッグランに着いた途端、大興奮!他の犬を追いかけ回したり、吠え続けたり…。愛犬が楽しんでくれるのは嬉しいけれど、トラブルにならないかヒヤヒヤしてしまいますよね。
その興奮は、今までの環境で発散できなかったエネルギーの表れかもしれません。この記事では、興奮しやすい子の気持ちに寄り添いながら、ドッグランで落ち着いて過ごすためのポジティブなクールダウン術をステップで解説します。
Point 01
ステップ1:「興奮のサイン」を見極める。早めの休憩がトラブルを防ぐ
トラブルを防ぐには、興奮がピークに達する前に気づいてあげることが重要です。動きが速くなる、呼吸が荒くなる、よだれが増える、目が大きく見開かれる、といったサインに注目しましょう。
また、追いかけっこがエスカレートし、相手の犬が嫌がっているのにしつこく続けてしまうのもクールダウンのタイミングです。
これらのサインが見えたら、叱るのではなく、次のステップに進みましょう。
Point 02
ステップ2:魔法の言葉「おいで」。遊びの途中で意識を飼い主に戻す練習
興奮している愛犬を落ち着かせるには、一度遊びを中断させ、意識をこちらに向ける必要があります。ここで活躍するのが「呼び戻し」です。
ドッグランの隅など、少し落ち着ける場所に移動し、「おいで」と声をかけます。戻ってきたら、たくさん褒めて特別なおやつをあげましょう。
これを繰り返すことで、「飼い主さんの元に戻ると良いことがある」と学習し、興奮の連鎖を断ち切ることができます。
Point 03
ステップ3:「休憩」も楽しい時間。マッサージや水飲みでリラックス
呼び戻しで落ち着いたら、リードをつけてドッグランの隅で休憩タイムにしましょう。ただ休ませるだけでなく、水を飲ませたり、優しく体を撫でてマッサージしてあげたりすると、よりリラックスできます。
この「何もしない時間」も、ドッグランでの大切な過ごし方の一つです。
5分ほど休憩して落ち着きを取り戻したら、再び自由にさせてあげましょう。このメリハリが、感情のコントロールを学ぶトレーニングになります。
💡 この記事のまとめ
興奮しやすいのは、感受性が豊かでエネルギッシュな証拠です。その素晴らしい個性を、ポジティブな形で導いてあげましょう。ドッグランで「遊ぶ時間」と「休む時間」の切り替えを上手に教えることで、愛犬は自ら感情をコントロールすることを学び、あなたとの信頼関係もさらに深まるはずです。
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