UZUZ Magazine #1404
ブラシを見るだけで逃げる子へ。ドッグラン後のケアを楽にするポジティブトレーニング
ドッグランで楽しく遊んだ後、愛犬のケアをしようとしたらブラシを見ただけで逃げてしまう…。そんな経験はありませんか?
毎回のお手入れが飼い主さんと愛犬、双方のストレスになってしまうのは悲しいですよね。
この記事では、ブラッシング嫌いを克服し、「気持ちいい時間」に変えるための簡単なステップをご紹介します。
Point 01
なぜブラシが嫌い?愛犬の気持ちを理解しよう
愛犬がブラシを嫌がるのには理由があります。過去に毛が引っ張られて痛い思いをした、ブラシの硬い感触が苦手、そもそも体に触れられるのが得意ではない、などが考えられます。
まずは「どうして嫌なのかな?」と愛犬の気持ちに寄り添うことが、克服への第一歩です。
叱りつけるのではなく、その原因を一つずつ取り除いていきましょう。
Point 02
ステップ1:ブラシと「お友達」になる練習
焦りは禁物です。最初の目標は「ブラシに慣れる」こと。
**1. 見せるだけ:** ブラシを部屋に置いておき、愛犬が視界に入れるだけで、怖がらなければ褒めておやつをあげます。
**2. 匂いを嗅がせる:** 次に、ブラシを床に置き、自分から匂いを嗅ぎに来たらたくさん褒めてあげましょう。
**3. 背中で触れる:** ブラシの背(毛のない方)で、優しく体を撫でてあげます。これもできたら、たくさん褒めてあげてください。
Point 03
ステップ2:「一瞬とかして、おやつ」の魔法
ブラシに慣れてきたら、いよいよ毛をとかす練習です。ここでのポイントは「やりすぎない」こと。
まずは毛並みに沿って、サッと一回だけとかします。できたらすぐにブラシを隠し、とびきり美味しいおやつをあげて、たくさん褒めましょう。
「あれ?もう終わり?もっとやってほしかったな」と愛犬に思わせるくらい短い時間で終えるのが成功のコツです。
💡 この記事のまとめ
ドッグランで疲れてリラックスしている時は、実はトレーニングの絶好のチャンスです。今回ご紹介したステップを参考に、焦らず、愛犬のペースに合わせて進めてみてください。ブラッシングが「飼い主さんとの特別なコミュニケーションタイム」に変われば、ドッグラン後の衛生管理も、もっと楽しくなるはずです。
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