雷や掃除機が怖い…「音ビビリ」を克服する、おうちでできる音慣れトレーニング

UZUZ Magazine #684

雷や掃除機が怖い…「音ビビリ」を克服する、おうちでできる音慣れトレーニング

突然の雷や掃除機の音に、愛犬が震えたり、パニックになったりする姿を見るのは辛いですよね。「子犬の時にもっと色々な音を聞かせておけば…」と自分を責めてしまう飼い主さんもいるかもしれません。
でも、大丈夫です。成犬になってからでも、音への恐怖は克服できます。おうちでできる、優しい「音慣れトレーニング」を始めましょう。

音への敏感さを示唆する、ビーグルの垂れた耳のクローズアップ。

Point 01

なぜ音を怖がるの?恐怖のメカニズムを知ろう

犬は人間よりもはるかに優れた聴覚を持っています。そのため、私たちには気にならないような小さな音や、特定の周波数の音を不快に感じることがあります。
一度「怖い」と感じた音は、次から身構えるようになり、恐怖心が強化されてしまうのです。
トレーニングの目的は、その「怖い音」を「怖くない、普通のこと」に変えてあげることです。

ミニマルなデザインのスピーカーの音量ダイヤルを優しく調整する指。

Point 02

ステップ1:音量をコントロールして「大丈夫」を教える

YouTubeなどで、愛犬が苦手な音(雷、掃除機、花火など)の音源を探しましょう。
まずは、愛犬が気づくか気づかないかくらいの、ごくごく小さな音量で再生します。
愛犬がリラックスしているようであれば、そのまま数分流し、静かに褒めてあげましょう。この時、過剰に「大丈夫だよ!」と声をかけると、かえって不安を煽ることがあるので注意してください。

柔らかいブランケットの上に並べられた、楽しげな音の出るおもちゃと特別なおやつ。

Point 03

ステップ2:楽しいこととセットで「音=嬉しい」に変える

小さな音に慣れてきたら、次のステップです。音が流れている間に、大好きなおやつをあげたり、おもちゃで遊んであげたりしましょう。
「苦手な音が聞こえる」→「でも、すごく楽しいことが起きる!」という経験を重ねることで、音に対する印象がポジティブなものへと変わっていきます。
決して無理強いせず、愛犬が嫌がるそぶりを見せたら、すぐに音を止めて休憩しましょう。

💡 この記事のまとめ

音への恐怖を克服するには、時間がかかることもあります。でも、飼い主さんが根気強く、そして何よりリラックスして取り組むことが、愛犬の安心に繋がります。一歩ずつ、静かで穏やかな日常を取り戻していきましょう。

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