UZUZ Magazine #744
小さな家族の特等席。小型犬を安全・快適に運ぶためのドライブグッズ選び
チワワやトイプードルといった小型犬とのドライブは、その小さな体をどう守ってあげるかが重要なテーマです。
「抱っこしていれば安心」は大きな間違い。万が一の事態に備え、正しい知識で、最適なグッズを選ぶ必要があります。
この記事では、小型犬ならではの注意点に焦点を当て、彼らにとって本当に安全で快適な「特等席」を作るための方法を解説します。
Point 01
命を守る最重要アイテム、ハーネスとシートベルト
小型犬は体が小さく軽いため、急ブレーキや衝突の際に飛ばされやすいというリスクがあります。首輪に直接リードをつなぐのは、首に強い衝撃がかかり大変危険です。
必ず、衝撃を面で支える「ハーネス」を装着し、犬用のシートベルトで座席に固定しましょう。
この一手間が、愛犬の命を守ることに直結します。窮屈そうに見えても、これが揺れる車内での最大の安心なのです。
Point 02
助手席はNG?ドライブボックスの正しい設置場所
可愛い姿を隣で見ていたい気持ちはわかりますが、助手席はエアバッグが作動した際に犬が押し潰される危険があるため、推奨されません。
ドライブボックスやキャリーは、後部座席にシートベルトでしっかりと固定するのが基本です。
窓から少し外が見える高さのあるボックスを選んであげれば、景色を楽しみながら安全に過ごすことができます。これが彼らのための、本当の「特等席」です。
Point 03
デリケートな体を守る、快適性を高める工夫
小型犬は体温調節が苦手な子も多く、車内の温度管理には特に気を配る必要があります。
夏は直射日光を避けるサンシェードや冷感マット、冬は暖かいブランケットやペット用ヒーターが役立ちます。
また、振動を和らげるために、ドライブボックスの底にお気に入りのクッションを敷いてあげるのも良いでしょう。こうした細やかな配慮が、ドライブの快適性を大きく向上させます。
💡 この記事のまとめ
小型犬とのドライブは、「守ってあげる」という意識が何よりも大切です。正しいグッズを選び、正しく使うことで、多くのリスクを回避することができます。
あなたの愛情のこもった準備で、安全で快適な特等席を用意してあげてください。そうすれば、車での移動は、愛犬にとって不安な時間ではなく、あなたと過ごす楽しいイベントの一つになるはずです。
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