【ドッグランマナー】クールウェア着用時の周囲への配慮とトラブル回避術

クールウェアの仕組みを知らない方から、善意で「暑くない？」と声をかけられることがあります。そんな時は、決してムッとしたりせず、にこやかに対応しましょう。
「これ、水で濡らして使うクールウェアなんですよ。気化熱で体を冷やす仕組みで、熱中症対策になるんです」と、簡単に機能性を説明してあげると、相手も納得し、良好な関係を築けます。
ポジティブなコミュニケーションが、ドッグランを気持ちよく利用する秘訣です。

特に子犬や若い犬は、ひらひらした服に興味を持ってじゃれてくることがあります。そんな時は、慌てず以下のステップで対処しましょう。
【ステップ1：すぐに引き離す】大きな声を出さず、冷静に「おいで」と愛犬を呼び寄せ、相手の犬からそっと引き離します。
【ステップ2：相手の飼い主にも声をかける】「すみません、服にじゃれちゃって」など、相手の飼い主さんに状況を伝えます。ほとんどの場合、相手もすぐに犬を呼び寄せてくれるはずです。
【ステップ3：場所を移動する】もし何度も繰り返すようなら、少し場所を移動して、お互いの犬が落ち着くのを待ちましょう。

ドッグランで安全に過ごすためには、クールウェアのデザイン選びも重要です。
ボタン、リボン、ファスナーなどの突起物や装飾が多い服は避けましょう。他の犬の歯や爪が引っかかったり、遊具に挟まったりして、思わぬ事故につながる危険性があります。
また、サイズが大きすぎると脱げやすくなり、足が引っかかって転倒する原因にも。体にフィットする、シンプルで安全なデザインの一着を選んであげてください。